◆薬物はやめられる◆

「常習者に覚せい剤をやめろというのは
 水を飲むなというのと同じ。
 水がない場所で渇きに耐えるしかない」

―都内医師

長期間にわたって覚せい剤を常習した人は基本的に依存や禁断症状から脱出することは不可能です。しかし、使用をやめることはリハビリや周囲の人の支援で十分に可能です。

覚せい剤は特殊な人脈がなければ簡単に手に入るものではないので過去に付き合いのあった売人や覚せい剤を仕入れたり使用したりする人物に新たに会わなければそもそも手に入れることができません。家族や友人が常習者がそういう人に近づかないように、またそういう連中が常習者に近づかないように目を光らせなければなりません。

逮捕された薬物常習者やその家族に警察は「今持っている携帯電話を捨てて、電話番号も変えるように」という助言をします。これは常習者が売人に電話を掛けないように、売人が常習者に電話をかけないようにするためです。常習者の番号というのは売人同士で売買されたり引き継がれたりするので常習者自身もそのアプローチから逃げなければならないのです。電話が通じてしまったら1時間後には路上で売人と会うでしょう。

これは意志が弱いとか根性がないとかいうこととは別です。