🎍コントロールできる常習者🎍

「私は正月の3が日だけですね。
 おせち料理みたいなもんです
 ―措定暴力団の若手幹部W

薬物を使用する人の中にあまり依存性がないというタイプの人がいます。やりたいときにやればいいだけで、別に常習する気にならないという人です。

「誕生日にケーキ食べるみたいな感じですかね…いや、おせち料理ですね。おせち料理って正月はおいしいと思いますけど、別に年中食べたいわけじゃないじゃないですか」

やりたいときの欲求は強いのだけれど、日常的に常習するほど依存するわけでもない。「正月だけ」とか「女と会う時だけ」などと決めて、実際他の期間はあまり興味がないという人はごくわずかにいるようです。Wは、お正月のまったりとした休みのタイミングで「一発目」をやったため、毎年新年の時期になるとあの多幸体験をまた味わいたいという気持ちになるそうです。そういう意味では「一発目を引きずる」の亜種なのかもしれません。

こういう人は実は少なくないです。短期間に連続してやると体調が悪くなるという人もいます。誕生日、正月、クリスマス、仕事がうまくいったとき、麻雀するとき…そんなそれぞれのタイミングで。

大麻は特にその傾向が強く、仲間といたらやるけど、一人でこもってやるようなもんじゃないというような人が多いです。コカインもセックスドラッグ、パーティードラッグの性格が強く、芸能人や社長が週末に乱痴気騒ぎをした後に月曜日からは普通に仕事をこなすなんていうパターンが多いです。

覚せい剤はやはり依存性が段違いに強いのであまりセルフコントロールできる人に会ったことがありませんが、Wのような人もまれにいるようです。

・後日談
Wは元旦にたった5分だけコンビニでタバコを買おうと外出したら通りすがりの警察官に職務質問を受けて、逮捕されました。警察は「あんた久しぶりにやっただろ?すれ違いざまに一目でわかったよ」と笑ったそうです。