暴力団ヤクザと仮想通貨ビットコイン
マイニング・詐欺・恐喝

ヤクザはとにかく新しい商売が大好きです。

闇金、貧困ビジネス、オレオレ詐欺、危険ドラッグ、金塊密輸…その辺の嗅覚だけは本当にすごいと思います。

彼らが最も今、目をつけているのが仮想通貨(ビットコインなど)の商売です。

ただのバクチ

ビットコインで非常に儲かったという暴力団の大幹部が喫茶店で自慢話をしていました。高齢だし、そもそもかなり旧型な江戸っ子タイプの人だったので、ずいぶん最先端なことをしているなあと思いました。横にいたサラリーマン風のカタギの男がうまいこと儲けてくれたというのです。その男の紙袋には親分に渡すべき札束が大量に入っていました。

聞いてみれば普通の日常のシノギで(違法に)稼いだ金を仮想通貨に詳しいカタギの男にあずけたらビットコインが値上がりして利ザヤが出たというだけでした。彼らは昔から違法行為で手にした現金の余剰資金を人に預けて株式やFX、先物取引に突っ込んできました。不労所得、それも賭博性のあるものを好みます。

別に博徒、バクチ打ちの江戸っ子の血が騒ぐからではないと思います。ただ単に大人の不良なので「あー楽して儲けてえなあ」という精神が人一倍強く、嗅覚が発達しているようです。パチンコ通いや競馬にハマっている普通の人と同じ発想です。



そういった精神でたくましく情報収集を続けている中で、最近は仮想通貨があたるらしいと聞きつけて参入しているようです。

「パチンコの新台がよく出るらしいので代打ちさせてみよう」くらいの気分ではないかと思います。

 

マイニングにはげむヤクザ

同じく「マイニング」にも精を出しています。
「マイニング」は仮想通貨の演算処理を助ける代わりに仮想通貨を見返りにもらえるというシステムです。この商売は単純で大量にパソコンを使って処理を進めれば儲かるという性質のものでシンプルに大量に出資できる人が勝ちというものです。

マイニングのノウハウがある人は「あータネ銭さえあれば」という状況で、そこにヤクザが出資しているだけです。マイニングは大きな面積の部屋と莫大な電力がいるため、ほとんどは海外、特に中国でやることが多いようです。ヤクザ同士のマイニング投資のLINEを見ていると明らかに詐欺を吹っかけているようなものも見受けられます。ヤクザが出資したらそのまま音信不通になるようです。いい度胸してますね。

 

あの人たちは大丈夫か

仮想通貨の値段が急降下した昨今、気になるのはヤクザたちに「絶対に儲かりますから」と提案していた人たちです。マイニングやビットコインには本当に儲かると思ってヤクザから金を借りて運用していました。どうかご無事で。