☕BREAK極道シャリ地獄☕


「シャリ責めは糖尿なります。
 シャリ上げは栄養失調なります」
 ー関東 組員

ヤクザのつらい生活の中にシャリ責めとシャリ上げがあります。

【シャリ責め】
「ラーメン10杯!残すんじゃねえぞ!」
信じられないような量の食事を注文して若い衆に無理やり食べさせることを「シャリ責め」といいます。「食べれませんは許しません」でせっかく親分や兄貴が頼んでくれたものを残すことはできません。寿司や焼肉なら兄貴や親分の愛情あるイジリかもしれませんが、、粉モノやハンバーガー、コンビニのおにぎりなどをしこたま食べさせてくる場合はいじめです。全く悪気がなくて「若いんだから、いっぱい食べや!」的な精神でやっている親分もいますが、子分にとっては地獄です。私も以前、スナックに親分が出前を頼んで若い衆に食べさせているのを見ましたが、5人ぐらいしかいないのに寿司、ピザ、焼き鳥を10人前ずつ注文して若い衆が吐きそうになりながら食べていました。そもそもそのチョイスが頭がおかしいですが。

【シャリ上げ】
「おい!よこせ!」
主に刑務所の中で行われる「飯ヌキ」のいじめです。力の強い受刑者が力の弱い受刑者から食事を取りあげます。刑務所ではもともと食事の量も少なく食事ぐらいしか楽しみがないので「シャリ上げ」は本当につらいそうです。新人いじめなどで行われます。シャリ上げが怖いから従順になると、食べさせてくれるようになりますが、またいつ「シャリ上げ」されるか分らない恐怖政治の中で生きていくそうです。まるで原始時代とかサル山のシステムです。「シャリ上げ」はシンプルに他人に奪われて食べられてしまう場合もあれば、汚物をひっかけられたり、茶碗を床に叩き落されたりされれたり、食べられないようにされるやり方もあるそうです。なんともいやな話です。