暴力団ヤクザのシノギ資金源 賭博
インカジ インターネットカジノ 

インターネットカジノ


インターネットカジノ=インカジは「中継」とも呼ばれます。
フィリピンやアメリカ、香港、マカオなどのバカラ台にカメラが備え付けられていて、生身のディーラー(ほとんどは女性)がカードを動かしています。日本の客はそこにパソコンを使って仮想のチップに変えたお金をベット(賭け)して勝敗を争います。別にいろいろな手を使って自宅で直接インターネットに接続してやることもできますが、手続きが煩雑なので店に行ってやりたいという需要に応えています。

 

歌舞伎町中「オンラインカフェ」


歌舞伎町を歩いているとそこら中に「オンラインカフェ」の看板が並んでいます。看板に沿って店に行くと鉄の扉の上から防犯カメラがじーっとこちらをとらえています。インターフォンを押しても反応はありません。
客引きが身分証を確認した場合にのみ、店に案内されます。
一見さんお断り?の敷居の高さを感じずとも街をウロウロしていたらすぐに「ギャンブルは?」「インカジは?」とキャッチのお兄さんたちが声をかけてくるのでそれについて行けば良いだけです。


警察の摘発は怖くないのかと思いますが「100店舗近くあるうち、年に2、3店舗の摘発」なので「そんなもんが怖くて不良やってられねえ」ということだそうです。

 

パソコンゲーム感覚で誰でもハマる


インターネットカジノはとてもシンプルで手軽です。
ルーレットとバカラが中心で運任せの要素が強くあまり考える必要もありません。
画面に映し出されるディーラーは生身の人間ではありますが、どこか少しCG感があるバニーガールやチャイナドレスの美女です。ゲームのような感覚で遊ぶことができます。
レートは500円からと極めて少額で、ラスベガスやマカオのカジノのように「一財産」を賭けるような大げさなものではありません。
また、相手がパソコンなので生身の人間ディーラーとのわずらわしいやりとりもありません。
一番の魅力は「賭けたいときに賭けられる」ことだと言います。生身のディーラーや他の客がいると毎回ゲームの度に賭けなくてはいけない雰囲気があり、「なんか今は流れが悪いな」とか「このディーラーはいやだな」と思っても賭け続けなければなりません。
ほとんどの店では飲み物や軽食も無料で振る舞われます。適当にご飯をつまみながらカチカチと気が向いたときに賭けて、1000円、2000円程度の儲けに一喜一憂するのは気が楽で楽しいでしょう。

インカジは合法という大きな誤解


インターネットカジノについて「胴元が外国にいるので違法ではない」というワケの分からない都市伝説が横行していますが、全くの誤りです。明確な賭博行為で違法行為です。
繁華街の雑居ビルなどでパソコンを並べてインターネットカジノを店にさせている店は客からカネを集めてカジノを楽しませているので、その店自体が「胴元」になります。なので店―賭客という単純な図式で客も逮捕されます。

この場合店は賭場を開いて利益を得たので
「賭博開帳図利(とばくかいちょうとり)」の容疑

客は賭博行為に参加した
「単純賭博」の容疑

でそれぞれ逮捕されることが多いようです。
客は容疑者であると同時に店の容疑を立件するために取り調べを受けます。
何時から何時までいくら賭けたのか、店とはどのようなやりとりがあったのかを詳細に聞かれた上で「もうこんなことをしません」という念書や反省文を書かされて釈放されます。
しかし、捜査が進むとたびたび呼び出され証言を取られたり、調書に拇印をおさせられたります。当然ですが前科がついてしまい一生、警察に登録されることになります。