💉みかじめ料をとれない店💉

「アレはかかわらないほうがいい。アレだからよ」

-新宿2丁目を地回りする組員

日本中でみかじめ料を集めているヤクザでも手が及ばないのがマニア専門の強烈なSMクラブやハプニングバー、同性愛の店などだそうです。新宿2丁目の普通のバーなどはみかじめを回収していますが、中には扉を開けた瞬間に別世界なお店も。

そもそも同好会・秘密クラブ的要素が強く、最近はインターネットを通じて客を集める仕組みが確立しているので実態が把握できないとのことでした。歌舞伎町にあるこうした店はほとんどマンションでホームページを見ても地図が書いておらず「私たちの世界に理解のある方は電話ください。ハイジア前で待ち合わせしましょう」みたいな不穏な文言と使い捨ての携帯番号が書いてあるだけです。



◆ヤクザも裸足でにげる、夢の園?◆

最初はわざと乗っかって「テメエラ警察にも届けないで勝手に店だしてるらしいじゃねえか!チクられたくなけりゃあ」と意気揚々と怒鳴りこんでたそうですが、全身ゴム素材で窒息遊び、排泄物のなすりあい、血だらけでつるされたお姉さん、犬に腰を振るおじいさん…あまりにマニアな世界に「おみそれしました」と扉を閉めて帰ることが続き、最近は放置しているそうです。

薬物と親和性が強い業界なので覚せい剤や危険ドラッグの客を見つけるのにはいいそうで、店の店主を売人に仕立て上げてサバかせると、変態ネットワークであっという間に客が付くそうですが、薬物のやりすぎで死んだり、SMプレイでけが人や死人が出たり、頭のおかしい客が刃物を振り回したりしてすぐに110番代わりにヤクザに助けを求めるそうです。月々何万円かのみかじめ料を取ってハチャメチャなトラブルに巻き込まれるよりはかかわらないほうがいいという考えに変わっていったと言います。

「一番参ったのは、体のでかい毛むくじゃらの兄ちゃんが俺に惚れたとか言いだした時だったな。みかじめ取りに行くとケツにオモチャ突っ込んで待ってたりしておっかなかったぜ」