今週末、やたらといろいろありました。
川崎で発砲があり男女が銃撃されました。
埼玉では組事務所で2人が刺されました。
宮崎では襲撃で車が電柱に突っ込み大破。
それぞれ別々の団体で因果関係はないようですが。
やっぱりヤクザは暴力が基本。やるときはやるんだなとあらためて思いましたが、いずれの事件も暴力団が暴力団を狙ったものなので仕方がないような気がします。
しかし、川崎の発砲事件では組長の準家族的な女性が撃たれたようです。
ヤクザの抗争で女性、しかもヤクザの家族に近い人が巻き添えになるというのは珍しいです。ヤクザの世界でも家族に手を出すのはご法度で、ヒットマンのミスだとみられるとはいえ、業界も騒然としています。
海外に目を向けると、犯罪組織が抗争事件で敵の家族を狙うことはあるようです。
メキシコの麻薬カルテルなどは敵対組織や捜査機関の親、妻、子供たちまで容赦なく狙い、話すのもはばかられるような残虐な手口で見せしめを行います。
家族を殺された人間は相手の組織の家族も殺します。そのうち、その友人や関係する企業の従業員などまで巻き込まれ、その家族たちも復讐のために組織に参入し……血みどろの争いに発展しています。
家族を手にかけられるというのは決定的な出来事で、お互い「失うものは何もない」状態でひたすら戦い続けることになります。
日本がそういう国にならないように祈りますが、ひとたびそういう戦術がはじまったら止められないと思います。
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