ヤクザ反社会的勢力の中にはやはりものすごく金儲けがうまくいく人がいます。
◾️ヤクザのシノギは個人
ヤクザの金儲けというと、暴力組織のチカラを利用して稼ぐイメージがあるかもしれません。伝統的縄張りでのみかじめ料徴収、組織全体で行う屋台=テキヤ商売、賭博の開帳、競馬のノミ行為などはそれに当たるかもしれません。
しかし、それは組織のシノギ、収入であり、個々人のシノギにはなりません。
そもそもそのようなヤクザ組織あげての経済活動は現在、ほとんど全滅しているか、あってもわずかです。
ヤクザ組織は会社ではありません。不良な大人のサークルに過ぎず、構成員は自分の生活は自分で賄わなければなりません。
建築アルバイト、飲食店や水商売など、案外ただ正業についている人もいます。今はコンプライアンスが厳しくなり、雇用主にバレると解雇されることが多いでしょうが、昔はタクシードライバーの組員なんかも多かったそうです。
◾️カネもちヤクザ
稼げるヤクザというと、ダークスーツにサングラス、オールバックや七三分けのイメージを持つ方が多いかもしれません。映画やドラマなどフィクションの影響が大きいのではないかと思います。
実際の現場では知能を使った経済ヤクザというよりは覚醒剤、賭博、水商売、自動車盗など割と伝統的にシンプルな稼ぎ方をしている人が大半だと思います。
そして近年は何より特殊詐欺(オレオレ詐欺)で儲ける人が多いです。
ヤクザは金持ちになることがありますが、それは大半が犯罪行為による収益で無税だからです。
それを持って一般的な人と同じく金持ちとか成功者と呼ぶべきであるとは思いません。