特集:有名人とヤクザ暴力団 犯罪者2 深い背景や利権はない 友達 お笑い・芸能人・政治家・スポーツ選手

これまでもヤクザ暴力団と芸能界のつながりを垣間見る機会がありました。
ヤクザから芸能人と撮影したツーショット写真を見せられたり、

今度俳優の〇〇と遊ぶんだ」

などと自慢されたりします。

芸能人とヤクザの付き合いとなると、一般的にヤクザが芸能人と付き合っていることを吹聴するイメージがあるかもしれませんが、

 

実は芸能人サイドからヤクザと親しくしていることを伝えられたことも同じくらいあります。

 

ひょっとすると芸能関係者が「俺は〇〇組長と親しいんだ」と自慢することのほうが多いかもしれません。

 

一緒に食事をしたり、ゴルフをした写真を見せられたこともあります。

 

これまで芸能界とヤクザの付き合いを取材するたびに、何か裏にカネや利権があるのではないかと勘繰っていましたが、取材を続けていくうちにそうではないことに気が付きます。
昭和の時代、興行にモロにヤクザが絡んでいた時代を終えてからはほとんどの場合、あまり利害背景はないようです。

話を聞けば聞くほど、本当にお互いシンプルに「俺はこんな人脈があるんだ」という自慢なのでした。

 

ヤクザサイドからすれば俺はこんな有名な芸能人と付き合いがあるんだぞ」ということで、同じく芸能人からも俺はこんな有名な親分と付き合いがあるんだぞ」ということです。

業界は違えどどちらも著名人

お互いがお互いをある種のスターと認識していて
こないだメシ食って記念写真撮てもらっちゃった。今度、ゴルフに行くんだぜえ。すげえだろう」
と喜んでいるだけというのが大半ではないかという実感を覚えました。

芸能人サイドからすると高級料亭や銀座のクラブがヤクザのおごりで楽しめて、場合によっては「車代」まで包まれたりするので、ヤクザと会うことにはプラスアルファのメリット=モチベーションもあるようですが…。

いずれも平成の10年代くらいまでの話なので、イマドキそんな付き合いをしている人はいないかもしれませんが。

芸能の世界にヤクザ好きは多い

私の手元に1枚の写真があります。
数十年前に撮影された芸能界の重鎮の誕生日祝いの写真です。

会場は料亭の座敷です。ヤクザの盃事の儀式の会場を模したセッティングがされていて、見届人」とか「世話人」などと毛筆で書かれた垂れ幕がかかり、寿の文字が躍っています。

参加者はみんな紋付き袴のコスプレをしてあぐらをかいて主賓を囲んでいます。

 


例:まさにこういう状態です。

芸能界の後輩たちが兄貴分の先輩のために趣向を凝らしたようです

皆さん満面の笑みで楽しそうです。やはり芸能の世界に深くヤクザが入り込んでいたのか?このカタギに見える集団の中に実はフロント企業の社長が紛れ込んでいるのか。

事情を知る人に話を聞く機会がありました。

「いや、別にふざけていただけで深い意味はないですよ。ヤクザな文化をカッコいいと思うというか…ただなんとなく好きな人が多いってだけですね」

 

 

芸能人・芸能関係者のファッション

芸能人はテレビに出るときはスタイリストが衣装を用意しているのでわかりにくいですが、プライベートのファッションがオラついている人はかなり多いです

仕事終わりに見かけると、ヤクザに流行している最新のブランドを着こなしていたりします。芸能人なので、派手好きなだけのような気もしますが、やはり不良の世界に通じるファッションセンスがかなり多くの人にあるような気がします。

そういう点からただヤクザをかっこいいと思って付き合っている人は案外多いのではないかと思います。

 

 

仕組みが似ていないか?

芸能界もそもそもの仕組みがヤクザに似ています。

 

上下関係が厳しい修行の世界で、運転手とか付き人みたいなほかの業種では見られないヤクザ的な文化が根付いています。大物芸能人でも若手時代の話になると

「私は最初、歌手の〇〇さんの運転手・付き人をやらせていただいていたんです。事務所に住み込んで行儀見習い、修行をしました。最初のころは先輩たちによく怒られて。お茶がぬるいと殴られたり、電話に出るのが遅いと正座をさせられたりと大変でした。しばらく修行を続けて正式に□□さんの弟子にさせていただいて…

まんまヤクザの部屋住みじゃないか…

単純にそういう上意下達、修行、下積み、苦労を美徳とするようなの体育会系な空気感が好きな人たちなのでひかれあうということもあるかもしれません。

相撲部屋も同じ要素があるような気がします。

 

結論、ヤクザや不良と好んで付き合っている有名人というのはただ、ヤンキー的というか不良的な文化の好みが強いだけのような気がします。